【怖い体験談】僕がコンビニでバイトをしてた時、深夜に事務所で漫画を読んでいた。数十分後、監視カメラのモニターに客が、メロディーを聞き漏らしたかと思ったが、レジ前の映像だけをモニターに映し出すと・・・
全身血みどろの女性がUさんをカウンター越しに
睨みつけているところが映し出されていた。
僕は始め意味が分からず、どういう状況なのか整理しようと頭を働かせていたが、その内、
それが有り得ない映像であることに気がついた。
一つ目は、入り口からその女性が立っているところまで、まったく血が垂れた跡がないということ。
女性は服が赤く染まるほど血を流していたから、床に行ってきも垂らしていないというのは明らかに
おかしかった。
二つ目は、女性の頭が、どう見ても欠けているように見えると言うこと。
女性の頭は囓ったあんパンのように湾曲してへこみ、そこに血の塊のような物が溜まっているように
見えた。
僕は何度も否定しようとしたが、どうしても僕にはその女性が生きている人間だとは思えなかった。
僕は見慣れた店内の有り得ない光景に動転し、頭が真っ白になったままモニターを見続けた。
そんな女の人の前で、Uさんは腕を組み、仁王立ちをしてその女性を睨み返していた。
数分だろうか、数秒だろうか、
頭が真っ白になった僕には時間の感覚が定かではなかったが、
突然、その真っ赤な女の人の腕が動き始めた。
その腕は真っ直ぐレジの上の監視カメラを指さすと、続いて、ゆっくりと顔を監視カメラに向けた。
その監視カメラの映像を僕は事務所で見ていた訳で、それはまるで僕を指さしてるように思えた。
女性の顔は血で張り付いた髪の毛で殆ど見えなかったが、僕はその女性とモニター越しに目が
合った様に感じた。
とても恐ろしかった。
僕は全身から脂汗を流して震えながら、モニターを見つめ続けた。
変な言い方だけど、目を離したら直ぐにでも殺されるように僕は感じていた。
そのまま数秒目を離せずにいると、女性がまたゆっくりと動き始めた。
女性はカウンターに背を向けると、店の奥に滑るように進み始めた。
滑るようにと書いたが、実際は凄くゆっくりとした動きで、まるでカタツムリだとかナメクジが
這っているような感じで女性は進んでいた。
どこにむかっているのだろう?
そう思っていたのは本当に一瞬だけで、僕は直ぐに気がついた。
女性が向かっている先には、事務所の入り口がある事に。
僕は半狂乱になって事務所の扉に走った。
僕は走りながら、事務所の扉は引き戸で鍵が突いていないことを思い出していた。
鍵がないせいで、入ってこようと思えば、鍵が掛かっていない扉はすんなり開いてしまう。
だから僕は急いで扉に張り付き、扉を手で押さえて開かないようにするしかなかった。
扉を押さえながら顔を上げると、事務所の扉の丈夫にはめ込まれた半透明のガラスから、
徐々に赤いなにかが近づいてくるのが見えた。
僕は再び半狂乱になり、まだ誰も扉を開けようとしてはいないのに、全力で扉を押さえていた。
耳には徐々に近づいてくるなにかを引き摺るような湿った音が聞こえてきたが、
不摂生だけが売りの僕のような駄目大学生に体力があるはずもなく、扉を前にした攻防の前に、
僕の腕は早々に力が尽きて震え始めてしまった。
それでも痺れ始めてきた腕に何とか力を込めて扉を押さえていたが、突然、扉はものすごい力に
よって開けられてしまった。
僕は咄嗟に頭をかばい体を丸めてその場に座り込んだ。
恐怖で全身は震え、涙と脂汗が鼻の先から床に垂れるのを僕は感じた。
もう駄目だ。殺される。
僕は頭の中でそんな事を考えていた。
でも、いくら待っても名にも怒ることはなかった。
恐る恐る顔を上げると、開け放たれた扉の前には誰もいなかった。
僕はよろよろと立ち上がり、あたりを注意深く確認しながら事務所を出た。
そこは、お客さんがいないせいで店内放送のラジオの音ばかりが大きく聞こえる、いつもの深夜の
店内の様子があった。
そうして唖然と立ち尽くす僕の目に、店の自動ドアから店内に入ってくるUさんの姿が映った。
「おい、棚から『はかたの塩』とってくれ」
Uさんはそう言って、ソースやケチャップを並べてある棚を指さした。
僕がよろけながら棚に近づいて塩を取り手渡すと、Uさんは何事もなかったかのようにそれを
受け取った。
受け取ったUさんはカウンターの外からレジを操作してバーコードを打ち込むと、自分の財布から
小銭を取り出して会計を済ませた。
するとUさんは袋を千切るようにして手で開け、外に向かって力士のように塩を撒き始めた。
「お前、ちょっと外に出て」
そう言われて外に出た僕に、Uさんは叩き付けるように塩を何度もかけた。
そうして一袋分塩を巻き終えると、
「休憩するべ」
と言ってUさんは事務所の中に入ってしまった。
後を追って僕が事務所に入ると、Uさんは煙草に火を点け、深く煙を吐いていた。
「ああ、びっくりした」
一本目の煙草を吸い終えた時、Uさんはそう呟いた。
Uさん曰わく、カウンターの中で発注端末を使って発注業務をしていたら、突然あの女性が
目の前に立っていることに気がついたそうだ。
女性が血だらけなのに気がついたUさんは、始め大けがをしてるのだと思って慌てて声を
かけたらしい。
でもUさんは、どう声をかけても反応しないその女性を不審に思いよく見たところで、初めて
その女性が生きた人間でないことに気付いたと笑いながら話していた。
物怖じしないUさんはどうやら幽霊を見ても動じないらしく、気付いた後もさてどうしたものかと
悩んでいたらしい。
そうして悩んでいるUさんに、その女性はぼそぼそとなにやら話しかけてきたとUさんは言った。
「いっしょに来てくれる?」
僕が聞いたのはそう話すUさんの野太い声の筈なのに、同時に、僕の頭の中では水の中から
聞こえるような湿った女性の声が聞こえた。
そう言われたUさんは、「仕事中なのでスイマセン」と間の抜けた返事をしたらしいのだが、
そう言った瞬間、その女性からものすごい悪意のような物が溢れ始めたと、眉間に皺を寄せて
Uさんは語った。
こりゃなんかとんでもないモノに目をつけられたな、そうUさんは思ったと語っていた。
売られた喧嘩は買ってやる、そんな気持ちで思わず睨みつけてしまったと、Uさんはばつが
悪そうに頭を掻いた。
そうこうして睨み合っているうちに女性が監視カメラを指さしカウンターから離れたので、
あきらめて帰ってくれるのかと思ったと、Uさんは二本目の煙草に火を点けながら話していた。
ところが女性が店の出入り口を越えて事務所の入り口に向かったので、慌てて後を追ったらしい。
Uさんが女性に追いついたところで、
「お前が駄目なら、あいつを連れてく。邪魔するな」
そう女性は確かに呟いたとUさんは語った。
「そう言われた瞬間に、オレのバイトに手を出す気かコイツ、って頭に血が上っちゃってさ、
オレ、思わず髪の毛掴んで店の外に引き摺り出しちゃった訳よ。女の人に手を出すなんて、
オレサイテーだ」
そう言いながら怒られた少年のように肩を落とすUさんを見て、僕は思わず吹き出してしまった。
走行している内に雑誌を運んできた業者のおじさんが事務所に顔を出し、僕とUさんはなんだか
よく分からないまま業務に戻った。
そうして雑誌の搬入が終わり、続いて朝刊が届けられるとぽつぽつと店にお客さんが来始め、
そのまま、いつものように忙しい朝の業務が始まった。
結局、あの幽霊が何だったのか、なんで突然店に現れたのかは分からずじまいだった。
でもそれ以来僕とUさんの絆は深まり、ごく希にではあったが、店長とバイトという関係を越え、
時折一緒に遊びに行くようになった。
そしてあの時見たのが何だったのかを語る内に、僕とUさんは心霊スポットを巡る様になった。
「もう一度見れば、比べて検証できるだろ。一回だけじゃわからねえよ。データは多い方が、
正確に予検証できるからな」
そう言ったのはUさんだった。
僕もその発言に同意したので大きな事は言えないが、
その発言の時Uさんは、発注端末に映し出されたおにぎりの過去の販売実績とにらめっこを
していたことが、どうにも気に掛かってしようがなかった。
●コメント
すまんが最後の一文を誰か説明して頂きたい。
おにぎりの売り上げと幽霊に何の関係が?
●コメント
えと、結局おにぎりの幽霊だってこと?
●コメント
単語の変換間違いが多すぎます。推敲は十分すぎる
くらい重ねて下さい。
●コメント
誤字多いけど、話し方がうまい気がする!
ちょい夢中になって読みました
おにぎりのオチもいいんでないかい?
死ぬ程洒落にならない話を集めてみない? 95
http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1395334657/l50
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