*

【怖い話】4年前に死んだと思ってた猫の声が窓の外で聞こえた。嬉しくなった俺は猫を家に入れようとしたのだがお袋が…。

10年近くその鳴き声を聞いてたんだ、間違える訳ねぇ。
しかも起きた時刻は6時半、だいたいいつも
シュウが帰って来てた時間だ

俺は急いで跳ね起きてベランダの窓に走ってったんだ。
するとさ、居たんだよシュウが。

めちゃくちゃ嬉しくってさ、俺は鳴いているシュウを
家の中に入れようとしたんだよ、そしたらお袋が
2階の階段からスゲー勢いで降りて来ながら

「開けるなー!」とか
「窓から離れろー!」ってほぼ絶叫に近い声で言ってきたんだ。

俺は訳分かんないまま窓の前に突っ立っててさ、
お袋が俺の右手を引っ張ってくれるまで指一本も動かなかった。

そんでさ、窓の前から離れる時に、窓の引き戸に
左手が掛かってた事にその時初めて気が付いた。
ウチらは田舎に住んでるとはいえ、寝る前には家中のカギを閉めてまわる。
だけどその時はカギが開いていたんだ

シュウが帰ってきたと舞い上がって、俺が無意識の内に
カギを開けたのかもしれない。
けど、そこまで気が動転してたとは自分では思わないし、
左手で引き戸を開けようとした覚えはない。

俺が気が付かない内に、俺自身がカギを開けて
左手で開けようとしてたって事になる。

正直、お袋に手を引かれて部屋の真ん中らへんに戻るまで
その事で頭がいっぱいだった。
お袋は窓から距離を取った後に、俺の手を離してから
糸の切れた人形のように床にへたりこんでしまった。

俺が「いや、でもシュウそっくりじゃね?毛色とか鳴き方とかさぁ」
ってヘラヘラ笑いながら言うと、お袋は
「私だってそう思うけどね、さっき呟き声が耳元で聞こえてね」
って言った

話をきくと、2階で寝てたお袋もシュウらしき猫の声で起きたらしいんだが、
その時耳元で
「下へ早く下へ下へ下へ下へ………」
って囁くような声でかなり早口で言われたらしい。

親父は長距離トラック運転手で今は家に帰ってないから、
お袋はゾッとしたそうだ
お袋はあまり怖いのが得意じゃないからな、
心霊番組とかすぐにチャンネルをすぐ変えるし。

そんでもって一瞬体が強ばったそうなんだが、すぐに気付いたんだと。
その声がもう亡くなった自分の母親、俺からすると母方のお婆ちゃんだって事に。

しかも良く聞くとその声はただ囁くだけではなく、
掠れ声で泣きそうな悲痛な声だったらしい。

お袋は急いで階段を駆け下りると、俺が窓の前に立っているのが見えたらしい。
そこら辺で囁き声は変わって「だめだめだめだめ………早く早く早く………」
って感じの内容になったそうな

そんでもって、直感的に俺を窓から引き離そうと思ったらしい。
そして引き離して今に至り、囁き声は止まったと言った。

俺はその話を聞き窓の方を見た

鳴き声は止み、そこには窓にピッタリと張り付くように座る猫がいた。
俺にはもうそれがシュウには見えなかったよ、外見は同じなのにな。

一切の瞬きも身じろぎをもせずに、ずっとこちらを見ている。
とても恐ろしかったな、目を合わせるだけで
全身鳥肌が立って冷や汗が止まんなかった。

「やめな」とお袋が言って俺の目の前に掌を出して目線を切ってくれた。
正直かなり助けられた。自分ではあの猫の目から目を離せなかった。

本当に視界が固定されて、満足に体を動かせない。
以前布団の中でウトウトとしてた時に金縛りにあった事があるが
まさしくそんな感じ。


頭でいっくら動けと念じてもその命令が体まで届かない感覚だ

俺が猫から目が離れて深呼吸していると、それを皮切りにしたように
視界の端で猫が動いたのが分かった。
「やっとどこか行くのか………」とホッとしたのも束の間

「あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!」

最早猫の鳴き声じゃない、窓越しでも鼓膜が破れそうな絶叫が聞こえた
耳を塞ぎながらチラリと横目で見ると口を有り得ない場所まで広げて
猫が鳴いていた
窓ガラスもバリバリと揺れていて、壊れそうだった

体感だと1分近くその声は続き、収まった頃にはもう猫は居なかった。
俺とお袋はお互いに近くに寄り合いしばらく動けなかった

その後、近所の人達に聞いて回ったけど誰もそんな大声聞いてないらしい。
あの猫は一体何だったんだろう、なんでウチらの前に現れたんだろう。
何一つ分からないけど、これでおしまいにしとく。

これ以上あの猫を知りたくないしな

引用元: ほんのりと怖い話スレ 139
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1577441685/

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